
よくあるご質問
Frequently Asked Questions
皆さまから受けるよくある質問をまとめました
今の日本の医療の現状は世界と比べて何か違いがありますか?
普通に日本で生活されているとわかりにくいかもしれませんが、例えば、がん患者数は欧米では減少してきているのに、日本では年々増加しています。なぜなのでしょうか?海外に比べて日本は超高齢社会であり、高齢化率が高いのが一因と考えられていますが、欧米でも高齢者数は増加傾向であるにもかかわらず、横ばいでなく減少している点は他にも理由がありそうです。
日本で行われているのは現代医学が中心だと思うのですが、
その特徴は何です か?
日本の医療で中心となっているのは現代医学です。他には東洋医学や自然医学などがあります。現代医学は、急に発症する病気や事故よる怪我など緊急の対応が必要な場合や、重い感染症に対して非常に有効です。どれだけの命が救われれ、我々がどれだけ恩恵にあずかってきたかは計り知れません。
ただ、残念ながら、生活習慣病を中心とした慢性の病気に対しての薬物療法は、ほとんどが症状を抑えたり、生活の質を維持する目的の「対症療法」ですので、急性疾患ほどの効果は期待できないのが現状です。
「薬は一生 飲み続けなければいけない」と聞いたけど?
現代医学の薬による治療は、急性期疾患は別ですが、慢性期疾患に対しては、ほとんどが症状を抑える「対症療 法」であり、病気の根本原因をなくすという原因療法(根本治療)ではないため、原因が残っている限りは薬をやめると症状は再発する可能性が高いと考えます。残念ながらその点では、薬による治療では「真の意味」で慢性の病気を治すには至らないと考えます。
薬は飲みつづけても大丈夫ですか?
一般的な薬は人工的に作られた化学物質ですので、有効性があっても有害性を完全に否定することはできませ ん。自然界の一部である人間にとっては、副作用も考慮しなければならないのです。とくに、20年、30年以上と 長期にわたり服薬した場合、その副作用についてきちんと調べた研究報告はほとんどなく、よく知られていないの が実情で注意が必要です。
ですので、症状を抑えるための薬の服用は、できる限り短期間にするにこしたことはなく、病気を引き起こして いるおおもとの原因である根本原因に同時に対処することがとても重要なのです。
薬を急にや めたら危険なのではないか?
その可能性はあります。慢性の病気に対して症状を抑えるのが主な働きの薬であっても、急にやめると危険な場合があります。それは患っている病気によっても、現在の身体状況や病気の程度にもよります。医師と相談して確認されることが必要です。
生活習慣病ってよく聞くけど、どういう病気が生活習慣病なの?
厚生労働省によると、生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症や進行に 影響を与える疾患」のことです。狭心症、心筋梗塞などの心疾患、高血圧症、ガン、脳卒中などの脳血管疾患、2型糖尿病、肥満症、脂質異常症、 慢性腎臓病、高尿酸血症・痛風、脂肪肝やアルコール性肝炎、慢性閉塞性肺疾患、歯周病などが生活習慣病と言わ れています。
慢性疾患の原因は何ですか?
慢性疾患の主な原因は、程度の差こそあれ、不規則な食事、運動不足、ストレス、過度の飲酒、喫煙といった不健康な生活習慣です。これらは、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などのいわゆる生活習慣病や、胃炎・胃潰瘍、過 敏性腸症候群、胆石症、膵炎、自己免疫疾患、貧血、認知症、サルコペニア、フレイル、骨粗鬆症、花粉症、アトピー性皮膚炎、膠原病、睡眠障害、パニック障害、うつ、統合失調症、更年期障害、前立腺肥大症、白内障、加齢 黄斑変性など、多くの慢性的な病気を引き起こします。
また、慢性疾患の他の原因として、環境要因(大気汚染など)、加齢や遺伝的要素なども挙げられます。
つまり、多くの慢性的な病気はその主な原因である自分に合わない生活習慣をやめれば、予防可能であり、発症 しても薬に頼ることなく、症状の改善や治癒が期待できるのです。
生活習慣病をはじめ、多くの慢性的な病気は、生活習慣の改善こそが本来の根本的な治療なのです。
合わない生活習慣が病気を引き起こすメカニズムは?
ごく簡単に言うと、合わない生活習慣によって精神的・肉体的に負荷がかかると、はじめに自律神経が反応します。自律神経が乱れるとホ ルモンが乱れ、そして、免疫が乱れて病気になります。
自律神経が乱れるとどんな症状が出ますか?
動悸、息切れ、胸の痛み、立ちくらみ、血圧の変動、便秘、下痢、胃痛、吐き気、食欲不振、頭痛、肩こり、め まい、手足や身体のしびれ、疲労感、不眠、イライラ感、抑うつ、不安感、集中力や思考力の低下、冷え、発汗異 常、耳鳴り、微熱など、多くの症状が自律神経が乱れたときに現れます。一度に複数の症状が出ることもありま す。
自分に合わない生活習慣を続けることによってこれらの症状が現われてくるのです。
本当に生活習慣の改善で病気を予防できるの?
はい。生活習慣の改善は病気の予防や進行を抑制するというエビデンスは十分にあります。例えば、アメリカに おける大規模な疫学研究により、心疾患・脳卒中・悪性腫瘍・糖尿病は適切な生活習慣の実践やリスク管理により 発症を減らすことが科学的に実証されています。 生活習慣は皆さんが認識している以上に、病気の発症予防や改善に非常に重 要なのです。
生活習慣が大事なことは知っているけど・・・なかなかできない。
「生活習慣は大事」と知っていても、これまでの生活習慣をやめて、新たな生活習慣に変えられない人がほとん どです。それは、1つには、頭では理解できても、心の底では「生活習慣を変えただけで、本当に良くなるの?」。そう 思っている方が多いからです。「生活習慣を変える」なんて、当たり前のことで特別なことではないから、効果が ないと考えてしまいます。生活習慣の重要性を真に理解していないからです。もう1つの原因は、「生活習慣の改善は大事」だけれども、いざ始めようと思っても漠然としすぎて、その具体 的な方法を誰も知らないからです。 医学部では、薬を使った治療法については細かく学びますが、「どのような食事をどのタイミングで摂取すべき か?」「どのような運動をどの程度の頻度で行うべきか?」といった具体的な生活習慣に関する教育はありませ ん。また、他の多くの医療従事者もその知識を持っていないのが現状です。
つまり、「生活習慣改善の重要性」は広く世間で口にされ、頭では認識されているものの、その具体的実践方法 について、適切でかつ本質的な指導を受ける機会は極めて限定的であるのが実情なのです。
生活習慣は24時間365日のことです。1時間や1日の影響は微々たるものですが、まさに『塵も積もれば山となる』ように、時間が経てば経つほど、大きな変化になっていきます。
実際、生活習慣の改善ってどうしたらいいの?
自分に合った生活習慣って何?
メディアなどで紹介される健康法や栄養に関する話は、あくまで一般論であり、「各人に適した」という個体差 への視点はほぼありません。医療の構造上、1人に対して十分な時間が割けない保険診療も、残念ながら一律の対 応しかできず結果は同じです。年齢・性別・体質など個体的な要因も違いますし、職業・職場環境・生活環境などの社会的要因も違います。同 じ介入方法でも、個人によって効果の程度や方向性が異なって当たり前なのです。
現代は健康情報が氾濫していますが、これからは、個人に最適化された治療アプローチがますます必要なので す。
『六命健康法®』ってどんな健康法ですか?
欧米先進国では日本では馴染みのない「体質学」に基づき、2つに分けられる健康の「体質タイプ」によって、 治療法や健康法を変えることが主流になっています。この2つのタイプによって、自分に合う食材や食べ方、運動 の種類、姿勢や歩き方、呼吸や睡眠、ストレス対策などがわかるのです。これに、イギリスの自然療法などと、今では知ることができない日本の伝統的な健康法を統合したのが、『六命健康法®』です。 当診療所では、『六命健康法®』をもとに、皆さんに合う生活習慣を改善することで、くすりに頼らずに健康を 取り戻していただけるようお手伝いをさせていただきます。

